男子準々決勝、2回戦から勝ち上がってきたB.LEAGUE12位の仙台89ERSとB.LEAGUE4位のアルバルク東京との一戦。序盤から点の取り合いとなる。しかしその後、ミスの増える仙台に対し、着実に得点を重ねたA東京が一歩リードし、39-28で試合を折り返す。後半に入ると、A東京は#24田中がドライブにゴール下シュートとオールラウンドな活躍を見せ、点差を20点以上まで広げる。何とか追いつきたい仙台は、続く第4ピリオド、アウトサイド中心のオフェンスを展開すると8本の3Pシュートを沈め、一時8点差にまで詰め寄る。しかし追いつくには時間が足りず。84-73、A東京が準決勝へと駒を進めた。

第1ピリオド、開始直後から両チーム点の取り合いとなる。その中で、A東京は#15竹内のインサイドに#33ギレンウォーターのアウトサイドと内外バランスよく加点する。一方の仙台は、#3石川のアウトサイド、#6菊池のジャンプショットに加え、#91片岡の速攻などで加点。しかし中盤、A東京は#24田中がドライブやバスケットカウントなどで連取し、一歩前に出る。終盤にもA東京は#13菊地、#2ギャレットと連取し、22-17。A東京がわずかにリードし、第1ピリオド終了。

第2ピリオド、序盤、両チームディフェンスを固め、ロースコアな展開となる。しかし中盤、#15ネパウエのリバウンドショットなどで要所で得点するも、いまひとつリズムを掴めない仙台に対し、A東京は#33ギレンウォーターのペネトレイトから得点につなげ、徐々に離していく。その後、A東京は#2ギャレットのフローターで点差を二桁に。仙台は#91片岡が3Pシュートやジャンプショットを沈め粘りを見せるも、終了間際、A東京#16松井が速攻を沈め、39-28。A東京がリードを広げ、前半終了。

第3ピリオド、開始からA東京#24田中がバスケットカウントを含めた4連続ゴールをあげ、一気に突き放す。一方の仙台は開始4分、#9熊谷の3Pシュートで沈黙を破ると立て直し、再び点の取り合いとなる。仙台は#14佐藤が3Pシュートやバスケットカウントなどで加点し、A東京は#7正中、#33ギレンウォーターらの3Pシュートで応戦する。しかし終盤、A東京は#15竹内が速攻にフリースローと連取し、差を広げる。65-43とA東京優勢のまま最終ピリオドへ。

第4ピリオド、開始早々、仙台は#41ホワイトが3Pシュートにゴール下と連取すると#4志村も3Pシュートで続き、追い上げる。A東京はタイムアウトを要求するも流れは変えられず。仙台はその後もアウトサイドシュートを中心に組み立て、#41ホワイト、#14佐藤が2分間弱で4本の3Pシュートを決める活躍を見せ、63-71と一気に詰め寄る。しかしA東京も黙ってはおらず、#2ギャレットのアウトサイドに#24田中のインサイドで加点。仙台は最後まで粘りを見せるも、それ以上に点差が縮まることはなく。84-73と、リードを守りぬいたA東京が準決勝進出を果たした。