男子2回戦、社会人1位のリンタツと四国ブロック代表の四国電力の実業団チーム同士による一戦。序盤からリンタツが速攻で得点を重ね、主導権を奪うと、単発なプレイが続く四国電力を突き離し、前半を終えて36-18と18点差をつける。後半に入っても変わらず、リンタツが優位に試合を進め、最大18点差がつくが、四国電力はインサイド陣のリバウンドから得点につなげ、食らいつく。最終ピリオド、四国電力は#12鈴木の連続得点、#4香川の3Pシュートで猛追を見せると、残り1分には3点差に。残り12.6秒、2点ビハインドの四国電力は、#13笠井のドライブに合わせた#4香川が3Pシュートを射抜き、土壇場で逆転に成功。残り1.0秒、リンタツはラストショットに懸けるもリングに弾かれタイムアップ。64-63、四国電力が大逆転劇を見せ、3回戦へ駒を進めた。
第1ピリオド、四国電力が#7植村のゴール下シュートで先制するが、すぐさまリンタツ#33八木橋が3Pシュートを入れ返す。その後は互いにシュートが決まらず、ノーゴールの時間帯となる。残り5分を切り、四国電力のミスが目立つと、リンタツは走って速攻を繰り出し、5連続ゴールで一気に二桁点差とする。終盤、リンタツのファウルを誘った四国電力がフリースローを獲得し、そのフリースローをきっちり沈め、応戦。18-8、リンタツがリードして第1ピリオド終了。
第2ピリオド、序盤、互いに得点が決まらない時間帯となるが、リンタツ#13北村のバスケットカウントを皮切りにゲームが動く。すると四国電力もインサイドの#6本井がバスケットカウント、#12鈴木と得点をつなげ、追い上げる。中盤、両チームともに疲れが見え始めると、単発な攻めとなり、再び得点は動かず。残り4分を切って、ディフェンスのギアが入ったリンタツは、相手に良い形でシュートを与えず、一気に突き放す。36-18、リンタツがリードを広げて前半終了。
第3ピリオド、立ち上がりから点の入れ合いとなり、一進一退の攻防となる。追い上げたい四国電力は、2-1-2のゾーンディフェンスに変えると、#6本井と#7植村のインサイド陣がリバウンドを頑張り、食らいついていく。しかしリンタツも#3石附が3Pシュートに、ミドルショットを決め、流れを渡さない。55-42、リンタツリードのまま最終ピリオドへ。
第4ピリオド、リンタツの#56戸次がシュートを決めれば、四国電力は#12鈴木が得点を挙げ、一騎打ちとなる。その後もリンタツのシュートが落ち始めると、四国電力は連続得点で徐々にリズムを取り戻し、内外バランスよく得点し、点差がついに一桁に縮まる。たまらずリンタツはタイムアウトを要求するが、四国電力の勢いは止まらず、残り1分を切って、59-62の3点差。残り14.3秒、四国電力は#13笠井がフリースロー2本を決め1点差にすると、すぐにファウルゲームを仕掛け、リンタツにフリースロー1本を許し63-61。残り12.3秒、ラストプレイに懸ける四国電力は、#13笠井のドライブから#4香川が大金星となる3Pシュートを射抜き、土壇場で64-63の逆転に成功。残り1.0秒、リンタツは残る2回のタイムアウトを連続して使い、戦略を練るが、最後に放ったシュートはリングに弾かれ、タイムアップ。64-63、四国電力が劇的な逆転勝利を収めた。