東北代表の山形銀行とWJBL6位のトヨタ紡織サンシャインラビッツの一戦。序盤こそ均衡したゲームが展開されたものの、その後、トヨタ紡織は#9野町の3Pシュート5本など、外角シュートを中心に大量得点を挙げ、前に出る。一方の山形銀行はミスが増え、スコアに伸び悩む。17-49とトヨタ紡織が大きくリードし、前半を折り返す。第3ピリオドに入ると、山形銀行は#5佐藤のマルチな活躍で一時点差を縮めるも、トヨタ紡織も#33長部が取り返す。その後も、トヨタ紡織は外角シュートを中心に加点を続け、山形銀行を近寄らせない。42-84で勝利したトヨタ紡織がベスト8進出を果たした。
第1ピリオド、序盤、両者とも取っては取られての拮抗した状態が続く。しかし開始4分、トヨタ紡織#33長部がジャンプショットやドライブで三連取し、前に出る。山形銀行も負けじと#15倉永が3Pシュートを決めるも、トヨタ紡織は#19池田が3Pシュート2本で対応し、リードを広げる。その後、スコアに伸び悩む山形銀行に対し、トヨタ紡織は#9野町、#33長部らの外角シュートを中心にコンスタントに加点。終了間際、山形銀行#5佐藤が加点するも、13-28。トヨタ紡織が15点リードで、第1ピリオド終了。
第2ピリオド、開始から、トヨタ紡織は#9野町の3Pシュート3本を含む五連取し、リードを18点まで広げる。その後、山形銀行はタイムアウトを要求するも、流れは変えられず。積極的なリバウンドを見せるもミスが重なり、得点に結び付けられない。一方のトヨタ紡織は勢いそのまま得点し、点差が開いてゆく。山形銀行は#10森のドライブで加点するも、4点止まり。17-49とトヨタ紡織が大きくリードし、前半終了。
第3ピリオド、山形銀行#5佐藤がドライブで先制するも、トヨタ紡織は#33長部が3Pシュートで返す。山形銀行は#5佐藤が3Pシュートにアシストとマルチな活躍を見せるも、追い上げにはあたらず。トヨタ紡織は#33長部のドライブなどで応戦し、ダブルスコアを保つ。その後も、山形銀行は#6赤川のバスケットカウントや#10森のドライブなど、要所で好プレイを見せるも、流れを掴むことはできず。32-64とトヨタ紡織が32点リードのまま最終ピリオドへ。
第4ピリオドに入ってもトヨタ紡織は攻撃の手を休めず、#9野町、#11川原の3Pシュートなどでリードを広げる。その後も的を絞らせないオフェンスで加点を続けるトヨタ紡織に対し、山形銀行は開始6分弱で#11青山の得点のみと、苦しい時間が続く。終盤、山形銀行はオールコートディフェンスを敷き、#11青山などの得点で粘りを見せるも、無念のタイムアップ。84-42と終始安定した試合運びを見せたトヨタ紡織がベスト8進出を果たした。