2回戦でWJBL9位の羽田ヴィッキーズを破って勢いに乗る大学7位の筑波大学が、WJBL8位のアイシン・エィ・ダブリュ ウィングスに挑戦。序盤はシュートの精彩を欠いた両チームだったが、ディフェンスでプレッシャーをかけるアイシンAWがリードを奪う。第2ピリオド途中、アイシンAWが最大18点差とリードを広げる。しかし筑波大学も負けずに追い上げ、38-26と12点まで迫って後半へ。筑波大学は果敢にドライブで攻め込み、#5鈴木のアウトサイドシュートを決める。だが、高さで上回るアイシンAWが着実に得点を挙げ、第3ピリオド終わって63-43と20点差が開く。最後までボールを追い、ゴールを狙い続けた筑波大だったが90-62で敗れ、WJBLチーム相手に2連勝はならず。アイシンAWが準々決勝へと駒を進めた。
第1ピリオド、開始まもなくアイシンAWは先発の#5瀧井に代わって#14板谷がコートに入り、すぐさま先制点を挙げる。筑波大は#9松本の得点で同点に追いつくと、その後はどちらも得点を決められずに4分が経過。リバウンドで粘る筑波大が得点を挙げ、リードを奪う。しかしアイシンAWは、相手のミスを誘うプレッシャーディフェンスから連続得点で逆転に成功。#24藤木の3Pシュートが決まって11-6とリードを広げていく。筑波大の外角シュートが決まらず、19ー10とアイシンAWがリードしたまま第1ピリオド終了。
第2ピリオド、アイシンAWはディフェンスからリズムをつかみ、#2遠藤の3Pシュートや速攻で加点していく。開始1分25秒、26-11と15点にされ、筑波大はタイムアウトを要求。その後、#5鈴木の3Pシュートがようやく決まる。逆にアイシンAWは#1馬瓜の力強いインサイドプレイでファウルを誘い、さらに#5瀧井の3Pシュートで34-16と18点差に開く。しかし、#1馬瓜がベンチに下がると筑波大学が連続得点を挙げて反撃開始。残り2分、#9松本の3Pシュート、続く#12高辻のバスケットカウントで36-26と10点差まで追い上げる。最後は筑波大OGの#12白に決められ、38-26とアイシンAWがリードしたまま前半終了。
第3ピリオド、筑波大#13木村の得点で10点差に縮めてスタート。すぐさまアイシンAWは#6田中の3Pシュート、#1馬瓜がインサイドから連続得点を挙げ、45-28と引き離す。筑波大は#5鈴木のアウトサイドシュートで反撃に出たが、それ以上にアイシンAWが連続得点を挙げ、52-33とさらに点差を広げていく。高さで上回るアイシンAWに対し、筑波大はドライブからチャンスを作りフリースローで得点を詰める。しかし、ラストプレイは185cmの#12白に頭の上からオフェンスリバウンドを獲られ、外で待つ#1馬瓜がパスを受け、3Pシュートを決めて63-43と20点差をつけ、第3ピリオド終了。
第4ピリオド、どちらも得点を取り合う展開となり、点差は縮まらない。WJBLチームに対して恐れずにペイントエリア内にドライブを仕掛け続けたことで、アイシンAW#3奥原をファウルアウトにさせる。しかし、勝負所でアイシンAWの決定力が上回り、さらに得点を引き離していく。結局、90-62でアイシンAWが筑波大を下し、ベスト8進出を決めた。