女子3回戦、WJBL10位の日立ハイテク クーガーズとWJBL4位のデンソー アイリスーの一戦。3Pシュートをテンポ良く決めて先行する日立ハイテクに対し、デンソーは外角シュートが尽く外れてしまい、前半終了時には21-34と苦しい展開に。第3ピリオドに入ると、デンソーはなんとか盛り返し、第4ピリオドには遂に1、2ゴール差まで肉薄する。しかし追い上げはここまで。日立ハイテクがデンソーに逆転のチャンスを与えず、試合を優位に進め、61-57で準々決勝へと駒を進めた。
第1ピリオド、開始早々、日立ハイテクは一気に4本の3Pシュートを確率良く沈め、幸先良いスタートを切る。開始4分で2得点と、出鼻を挫かれたデンソーだったが、タイムアウト後から#31高田(汐)のアウトサイドで持ち直す。19-14と、日立ハイテクがリードして第1ピリオド終了。
第2ピリオド、第1ピリオドとは打って変わって、互いにシュートがリングに嫌われ、得点が停滞する展開が続く。しかし終盤に入ると、日立ハイテクは、粘り強いディフェンスから#7八木、#33菅原らが得点に繋げ、34-21。日立ハイテクが13点リードで前半を折り返す。
第3ピリオド、互いにシュートを決めきれず、流れがどちらにも傾かない拮抗した展開が続く。残り2分には、デンソーは#31高田(汐)の3Pシュートに加えて、インサイドの#12赤穂が内外問わないプレイで追撃し、38-46と一桁に。デンソーが点差を僅かに縮め、第3ピリオド終了。
第4ピリオド、デンソーは#23篠原、#13伊集の3Pシュートが当たり出し、#8髙田(真)のフリースローで、ついに2点差に追いつく。負けじと日立ハイテクは#12西澤、#18高橋の活躍で逆転を許さず、終盤まで1、2ゴール差を争う展開が続く。56-55と日立ハイテクのリードで迎えた残り29.2秒、デンソーは痛恨のミスを犯してしまい、反撃のチャンスを逃す。その後、日立ハイテクは、#22松本のドライブから#9鈴木が合わせ3点差に。窮地に陥ったデンソーは#13伊集、#23篠原の3Pシュートに望みを託すも、リングに弾かれてしまう。日立ハイテクは最後まで手を緩めることなく、試合を進め、タイムアップ。61-57、日立ハイテクが接戦を制した。