WJBL1位で第1シード、本大会3連覇中のJX-ENEOSサンフラワーズと東海ブロック代表の岐阜女子高等学校の女子3回戦。立ち上がり、JX-ENEOSの#21間宮、#10渡嘉敷が着実に加点し、力の違いを見せつけていくものの、岐阜女子高は落ち着いて反撃の機会を伺う。その後、JX-ENEOSは選手を入れ替えながら#1藤岡、#3山田らのドライブ、#25石原の内外角からの得点で着実に加点。岐阜女子高も格上相手に最後まで堂々とした戦いぶりであったが、地力の違いは大きく、89-54でJX-ENEOSが勝利した。
第1ピリオド、開始早々、JX-ENEOSは#21間宮のターンシュートで先制。その後も#10渡嘉敷のバスケットカウントで続く。対する岐阜女子高は#6石坂の3Pシュートが決まり、その後もなんとか隙をついてシュートを放るものの、決めきることができない。その後もJX-ENEOSは、#11岡本の3Pシュートや速攻で着実に加点。開始4分に12-3とする。岐阜女子高は落ち着いて攻撃を組み立て、#5藤田の巧みなドライブや190cnの#8バイのインサイドから加点。14-7と一桁点差を保つも、その後はシュートの正確性を欠き、じりじりと点差を広げられる。JX-ENEOSは選手を入れ替えながらハイペースな展開を保ち、24-7で第1ピリオド終了。
第2ピリオド、先に主導権を握ったのは岐阜女子高。JX-ENEOSの変わって入った選手のシュートが入らないうちに、岐阜女子高の#8バイや#7ディヤイがゴールの根元に飛び込みんで加点していき、開始3分には26-13と追い上げる。しかしJX-ENEOSは格の違いを見せつけ、#3山田、#1藤岡らが華麗なドライブから加点していく。岐阜女子高もインサイドからの得点をもくろむが、JX-ENEOSのディフェンスの前にシュートを決めることができない。終了間際、#25石原の3Pシュートやドライブなどで加点したJX-ENEOSが、43-20と23点リードで前半終了。
第3ピリオド、立ち上がり、JX-ENEOSは#25石原と#52宮澤が連続得点し、さらに突き放しにかかるが、岐阜女子高は虎視眈々とチャンスを伺う。#7ディヤイのターンシュートに、#6石坂が3Pシュートで続いて流れを作ると、その後も#7ディヤイのオフェンスリバウンドからの得点や#5藤田の速攻、#4石井の鮮やかなドライブインなど、堂々の見せ場を作る。しかしその後も、JX-ENEOSは#13西山の正確なシュートが決まり、64-34と30点差にして第3ピリオド終了。
第4ピリオド、開始早々、速攻からのセカンドチャンスを#25石原が押し込んだのち、両チームとも得点が動かなくなる。岐阜女子高は#6石坂の3Pシュートでその均衡が破られると、今度はJX-ENEOSが高い確率で3Pシュートを次々と射抜く。岐阜女子高はひたむきに攻撃のチャンスを伺い、#8バイ、#7ディヤイが連続してゴール下に飛び込み、バスケットカウントを得る。終盤も正確にシュートを沈めるJX-ENEOSに対し、岐阜女子高は#6石坂のバックシュートや3Pシュート、#7ディヤイのゴール下で応戦し、最後まで堂々の戦いぶりを見せるが、点差は大きく、最終的に89-54で女王JX-ENEOSが勝利した。