男子2回戦、東北ブロック代表のJR東日本秋田とB.LEAGUE12位の仙台89ERSの一戦。7年連続出場のJR東日本秋田と今大会初出場の仙台の東北対決は、試合開始から仙台が格の違いを見せつけ、序盤から一気に点差を広げていく。前半は防戦一方であったJR東日本秋田も、後半はシュートタッチが復調し、一進一退の展開に持ち込む場面を見せる。しかし点差を縮めるには至らず、111-51で仙台が圧勝し、3回戦へ進出した。
第1ピリオド、開始から両チームともシュートが入らず、重い立ち上がりとなる。開始2分、仙台#15ネパウエがようやく初得点を挙げると、#6菊地のミドルシュート、#91片岡のファストブレイクで加点していく。一方、JR東日本秋田は#12根岸が角度のないところからのジャンプシュートで初得点を挙げると、その後はスティールやブロックなどでボールを奪うものの、なかなか得点を挙げることが出来ない。その間、仙台は#14佐藤、#15ネパウエの連続3Pシュート、#41ホワイトのインサイドで加点していく。その後も、JR東日本秋田はミスが続いて苦しい展開となり、23-7と仙台がリードして第1ピリオド終了。
第2ピリオド、JR東日本秋田はオフェンスを組み立てることが出来ず、苦しい時間帯が続く。仙台が#15ネパウエのリバウドシュートや#3石川の1on1、#91片岡の速攻で得点する中、一方のJR東日本秋田の得点は#1若月のフリースローのみで、点差がさらに開いていく。終了間際、JR東日本秋田は#33佐藤のリバウンドシュートで、ようやく初のフィールドゴールを決めるも、このピリオドは5得点と得点が伸びず。47-12、仙台が大量リードで後半へ。
第3ピリオド、仙台#91片岡が巧みなステップからのレイアップシュートで初得点を挙げる一方で、JR東日本秋田は#33佐藤が3Pシュートを決め返す。仙台は引き続き#91片岡のジャンプシュート、#15ネパウエのバスケットカウントで加点するのに対し、JR東日本秋田も#99山﨑、#33佐藤が決め返し、互角の展開に持ち込む。しかし終盤、JR東日本秋田のプレイの精度が落ち始めると、すかさず仙台が突き放す。77-30、仙台がリードを保ち第3ピリオド終了。
第4ピリオド、JR東日本秋田は#1若月が先制すると、#8志水のジャンプシュートや、逆サイドに振ってノーマークとなった#0畠山、再び#8志水、#30舘らが意地を見せる。しかし仙台は、#14佐藤の3Pシュート2本や#33楯のカットインで点差を広げ、追い打ちをかける。111-51、格上の意地を見せつけた仙台が大差で勝利し、本大会初勝利を挙げた。