女子2回戦、社会人2位の滋賀銀行と東北代表の山形銀行の一戦。前半、互いに得点が伸びない中、山形銀行は#9澤口がゴール下シュートを決め、一歩抜け出す。しかし対する滋賀銀行も、#11阿久根の得点で食らいつき、一進一退の攻防となる。30-27、山形銀行が3点リードで折り返すも、後半に入り、滋賀銀行は#13八木の活躍でペースを掴み、逆転に成功。終盤、両チーム意地のディフェンスを見せ、守り合いが続くが、山形銀行が相手の隙をつき、再び主導権を握る。2点を追いかける滋賀銀行は、土壇場で同点に追いつき、延長戦へ突入。延長、山形銀行が連続得点を挙げると、滋賀銀行も3Pシュートで応戦する。しかし最後、山形銀行#15倉永のフリースローを獲得すると、1本沈め勝負あり。63-62、山形銀行が熱戦を制し、3回戦へと駒を進めた。
第1ピリオド、序盤から両者ともに一歩も引かない展開となる。山形銀行は#9澤口の力強いゴール下シュートを決めれば、ディフェンスでも活気づけて相手のミスを誘い、リズムを掴む。対する滋賀銀行は、#7金浦を中心に加点するも、スコアが伸び悩む。18-12、山形銀行がリードして第1ピリオド終了。
第2ピリオド、ビハインドを背負う滋賀銀行は華麗なパスワークで加点、追い上げを図る。負けじと山形銀行も#11青山がバスケットカウントを沈め、簡単にはリードを許さない。終盤、滋賀銀行は#11阿久根の攻守に渡る活躍で逆点するも、山形銀行は#9澤口の速攻で30-27。山形銀行が僅かにリードし、前半終了。
第3ピリオド、滋賀銀行は出だしから猛攻を仕掛けると、#13八木の8得点を含む大量得点でリードを得る。離されたくない山形銀行は、#12中村の3Pシュート、#17知久がスティールから攻撃を組み立てる。終盤、両チーム点の取り合いとなるも、最後、滋賀銀行#10木村がゴール下を決めて49-44。滋賀銀行が逆転して最終ピリオドへ。
第4ピリオド、序盤、滋賀銀行は#11阿久根にボールを集めると、山形銀行も#15倉永がシュートを決め返す。中盤、約4分間、互いに無得点の時間帯となるも、山形銀行が#5佐藤、#11青山の得点で振り出しに戻す。残り18秒、山形銀行#6赤川がジャンプシュートを決め、56-54。2点を追う滋賀銀行は、ラストプレイで、#10木村がゴール下シュートをブザーと同時でねじ込む。土壇場で56-56の同点に追いつき、勝負の行方は延長戦へ。
延長、開始早々、山形銀行の#11青山が相手の裏をついて得点すると、#6赤川も続く。対する滋賀銀行は、#13八木と#7金浦が3Pシュートを決め、応戦する。1点を争う激しい攻防が続くが、残り27秒、山形銀行は#15倉永がフリースローを獲得すると、1本沈めて63-62。再度ラストプレイでの逆転を目指ず滋賀銀行だったが、63-62のまま山形銀行が接戦を制した。