四国代表の今治オレンジブロッサムと近畿代表の紀陽銀行の対戦。互いにペースを譲らず、終始5点差以内の行き詰る展開となる。今治の2点リードで迎えた第4ピリオド残り7秒、紀陽銀行は#4唐津のシュートで同点に追いつき今大会初の延長戦へ。延長は#4唐津の速攻など確実に得点を広げた紀陽銀行が80-83で大接戦を制し、2回戦へ進出した。
第1ピリオド、紀陽銀行が#3野田の3Pシュートなどでリードを奪うと、守ってもプレッシャーを強め、今治に簡単にシュートを打たせない。今治は紀陽銀行のディフェンスの前に苦しいシュートが続くも、紀陽銀行のミスを得点につなげて徐々に動きがよくなる。今治は#14大森、#9棈木などのシュートが決まりだし逆点。20-16と今治リードでこのピリオドを終了。
第2ピリオド、開始早々、紀陽銀行は#11後藤、#2米田の連続シュートで同点に追いつくと、今治は#9棈木のインサイドなどで対抗し、一進一退の展開に。残り2分を切り、紀陽銀行は#16登倉の2本の3Pシュートで抜け出すと、32-38とリードを奪い返して前半を折り返した。
第3ピリオド、紀陽銀行は#9西田のゴール下で抜け出すが、今治も#17吉川、#9棈木がインサイドで得点し譲らず。今治が#17吉川のバスケットカウントで同点に追いつくも、紀陽銀行は#1木工のシュートですぐさま突き放す。入れられたら入れ返す展開が続くなか、紀陽銀行が51-54とリードして第3ピリオドを終了。
第4ピリオド、どちらも譲らず3点差以内で試合が進んでいく。残り5分を切り、紀陽銀行は#9西田の3連続ゴールで5点差までリードを広げるが、今治は#14大森、#17吉川が効果的に3Pシュートを決め、残り2分半で逆転に成功。しかし、紀陽銀行は残り7秒、#4唐津がジャンプシュートを沈め、決着は延長戦に。
延長に入ると、紀陽銀行が#4唐津の速攻や#1木工のシュートなどでリードを奪うと、巧みに試合をコントロール。今治は#5堀井3Pシュートなどで食い下がるが、80-83で今治を退け、2回戦へと駒を進めた。