第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017) 大会最終日 男子決勝 -天皇杯は千葉ジェッツが初の日本一を飾り、オールジャパン全日程終了-
2017年1月9日
ラストゲームは天皇杯決勝戦。昨日の女子決勝同様に、第2ピリオドで10点差をつけた千葉ジェッツが勢いそのままに、川崎ブレイブサンダースを88-66で下し、天皇杯初優勝を飾りました。
日本一に向かってどちらも集中してゲームに入り、気持ち溢れるプレイで序盤から次々とゴールが決まります。どちらも堅守で勝ち上がってきただけに、前掛かりでの攻めるディフェンスからミスを誘って得点につなげるプレイは見応え十分。第1ピリオドは川崎が19-17でリードしましたが、リバウンドやルーズボールを奪って千葉が流れに乗って逆転に成功。第2ピリオドで36-26と、千葉が10点差をつけて折り返します。その後も勢いは衰えることなく、第2ピリオドで奪ったリードを守り抜いた千葉が66-88で勝利し、初の日本一に輝きました。
今大会、並みいる「B.LEAGUE」の上位クラブを倒してきたことは番狂わせではなく、実力であることを自ら結果で示しました。『歴史と共に、新時代を築く』という大会キャッチブレーズ通り、プロとして歴史を紡いできた千葉ジェッツが、新時代を切り拓きました。
■天皇杯 大会結果
優 勝 千葉ジェッツ(初)
準優勝 川崎ブレイブサンダース
第3位 シーホース三河
第3位 アルバルク東京
■大会ベスト5
富樫 勇樹 (千葉ジェッツ/#2/初)
タイラー・ストーン (千葉ジェッツ/#33/初)
小野 龍猛 (千葉ジェッツ/#34/初)
ニック・ファジーカス (川崎ブレイブサンダース/#22/3年ぶり2回目)
田中 大貴 (アルバルク東京/#24/2年連続2回目)
連日、会場やテレビにてご観戦、ご声援を送っていただきまして、ありがとうございました。
バスケットボールオンシーズンはまだまだ熱い戦いが続きます。B.LEAGUEは1月17日(火)から再開し、WJBLは1月21日(土)よりプレイオフへ向かう2次ラウンドの新たなる戦いがスタートします。今後も会場に足を運んでいただき、引き続きサポートをお願いいたします。
リーグ戦再開前には、スター選手たちがトップレベルの技を披露するオールスターゲームが開催されます。
今週末、1月14日(土)に新潟県・シティホールプラザ アオーレ長岡にて「WJBLオールスター2017 in 新潟」が、翌15日(日)はオールジャパンの興奮冷めやらぬ国立代々木競技場第1体育館で「B.LEAGUE ALLSTAR GAME 2017」が華々しく行われます。ぜひ、スター選手たちの夢の競演をお楽しみください。
また、準優勝の川崎ブレイブサンダースは、韓国KBLチャンピオンの安養KGCとの日韓戦となる「EAST ASIA CLUB CHAMPIONSHIP」が1月14日(土)、国立代々木競技場第1体育館で行われます。
北 卓也ヘッドコーチは、「組織力が我々の利点でもあるので、もう一度見つめ直して、より強固なチームを作っていきたい」と、次になる戦いへ向けて前を向いていました。休む間も、落ち込んでいる暇もなく、日韓戦に向けた準備に勤しみます。
さらに、「アカツキファイブ」男子日本代表チームは、2017年2月10日(金)・11日(土)の2日間、北海道札幌市・北海きたえーるにおいて、バスケットボール男子日本代表チームの強化活動の一環として、イラン代表と対戦する「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2017」を実施します。2020年東京オリンピックまでつながる2019年FIBAワールドカップ出場を懸けたアジア予選は、B.LEAGUEシーズン中の今年11月に行われます。地元クラブ同様に、日本代表チームへのご声援もよろしくお願いいたします。