1月2日から熱戦を繰り広げてきた「第92回天皇杯・第83回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン2017)」も残すは3日、あと6試合となりました。
　6日目の本日は、女子準決勝2試合が行われ、4連覇を狙うJX-ENEOSサンフラワーズが72-52とトヨタ自動車アンテロープスを相手に快勝し、10年連続決勝進出を決めます。続いて行われたシャンソン化粧品 シャンソンVマジック vs 富士通レッドウェーブ戦は、リードがめまぐるしく変わるシーソーゲーム。しかし第4ピリオドに富士通が抜け出し、最後まで粘るシャンソンを64-57で振り切り、富士通が6年ぶりに決勝進出を果たしました。

　20点差をつけて勝利できた要因について、JX-ENEOSサンフラワーズ⓪吉田 亜沙美選手は、「ディフェンスでしっかりアジャストして、リバウンドを取って走れたことで、前半は各ピリオド一桁に抑えることができました。後半は少し足が止まって相手に点数を取られましたが、そこはリバウンドの部分とコミュニケーション不足でミスがあったので、修正して明日に臨みたいです」と修正点を挙げ、さらに完成度を増して備えます。
　明日の決勝戦へ向け、「目標は(リーグ制覇との)2冠であり、まずは皇后杯を獲ること。そのためにも自分たちがバスケを楽しむことが大事です。今日は緊張しすぎたので、明日はリラックスして、JX-ENEOSのバスケを信じて戦っていきたいです」と話し、4連覇まであと1勝に迫りました。

　最後までもつれる接戦を勝ちきった富士通レッドウェーブ。小滝 道仁ヘッドコーチは「町田(瑠唯)から長岡(萌映子)にパスが渡ってブレイクが出たときにこれは行ける」と、第4ピリオドに流れを掴むきっかけとなったプレイで勝利を実感。勝利を呼び込んだ活躍を見せた⓪長岡 萌映子選手は、インサイドから体を張って29点を挙げました。「今日はリバウンドが負けています(富士通39本：シャンソン43本)。それを明日の試合でどこまで修正できるかどうか。しっかり気持ちでリバウンドを取りきれるようにしたいです。決勝の相手は大きく、今日とは違うバスケットになると思いますので、しっかり切り替えて戦っていきたいです」と話しており、長岡選手自身にとっては初めてとなる決勝の舞台に挑みます。

　明日、1月8日(日)は皇后杯決勝戦が行われ、早くも女子日本一が決まります。その前に男子準決勝2試合の熱い戦いが会場を盛り上げてくれることでしょう。BLEAGUE1位の川崎ブレイブサンダースは同4位のアルバルク東京と、ディフェンディングチャンピオンのシーホース三河は初めて準決勝に駒を進めた千葉ジェッツとそれぞれ対戦します。

■1月8日(日)　男子準決勝：国立代々木競技場第1体育館
12:00～　川崎ブレイブサンダース vs アルバルク東京
14:00～　シーホース三河 vs 千葉ジェッツ
※「NHK BS1」にて全試合生中継
※組み合わせ番号の早い方(川崎および三河)がホーム(TO席に向かって右側ベンチ)

■1月8日(日)　女子決勝：国立代々木競技場第1体育館
17:00～　JX-ENEOSサンフラワーズ vs 富士通レッドウェーブ
※「NHK BS1」にて全試合生中継
※組み合わせ番号の早い方(JX-ENEOS)がホーム(TO席に向かって右側ベンチ)

　明日はこれまでよりも早い10:30開場となります。既に完売となっている席種がありますので、チケットのお求めはお早めに！
　オールジャパン2017の観戦チケットは、チケットバスケット他にて発売しています。小・中・高校生のJBA競技登録者は、チケット販売窓口で登録証(カード、モバイル、PDF)を提示していただくと、当日券を前売価格で購入いただけます。また、チケットバスケット会員様限定で「お年玉キャンペーン」を実施しています。皆様のご応募をお待ちしています。